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2003.05

2003.6 2003.08 2003.09 2003.12 2004.02 2004.03 2004.10 2004.11 2005.09
2005.10 2006.04 2006.06 2006.08 2007.02 2007.06 2007.07 2010.07 2011.06 2012.01
2012.02 2013.07
2013.07月号
2013 第23回参議院選挙・度会町の結果
 
町民体育館での投票風景

7月21日行われた度会町での第23回参議院選挙は 度会町民体育館で開票された。
町内の投票者数4,313名で、 選挙区選挙で97票、比例区選挙で192票の無効票があった。

有権者数7,219、投票者数4,313、投票率59.75%
投票結果は以下の通り。

選挙区選挙の結果(21時15分確定) 定数1

候補者名
町内の得票数
吉川ゆうみ(自由民主党)
1,991
高橋千秋(民主党)
1,642
川たみひで (日本共産党)
259
深尾ひろつぐ(日本維新の会)
231
大津しんたろう(無所属)
56

小川俊介(幸福実現党)

37

 

当選

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比例区選挙の結果(確定)

度会町での順位
政党名など
町内の得票数

1

自由民主党
 1491.4
2
民主党
  963.75
3
公明党
  617
4
日本維新の会
  429.25
5
日本共産党
  224.125
6
みんなの党
  213
7
社会民主党
   45
8
生活の党
   40
9
新党大地
   31
10
緑の党グリーンズジャパン
   28
11
みどりの風
  17.474
12
幸福実現党
   12

有効投票数

   

 4120.999

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誤字おわび:ツイッターで「得票率」とあるのは「得票数」の誤り,また投票者数は4,313人です。

 

2012.02月号

風力発電建設のメリットはあるか?

武田博士の説明を聴く住民
       武田博士の説明を聴く住民

1月29日度会町・南中村公民館で風力発電の及ぼす健康被害についての勉強会が開かれた。
主催したのは会社員、教師、自営業者など地元の住民でつくる「度会町の自然エネルーギーを考える会」で、
講師には青山高原の風車近く、伊賀市に住む武田恵世氏(医学博士、伊賀市環境保全市民会議)を招いて
2時間近く日本全国の事例を聞いた。
地元民を中心に60数名の参加者があったが、地元町会議員の顔はなかった。

武田氏からは、示される発電量は12m毎秒程度の風が吹いたときの最大出力での試算であり
実際に吹く3〜4m毎秒の風では定格の1/30位しか発電できないこと、発電機の寿命は10数年で
撤去するには1基あたり8,000万円の費用がかかること等を聞いた。
当初は導入賛同者であった氏が現在反対の立場に至った理由として、
医者の立場から風車近辺で起こる精神的な健康被害について事例をあげて説明された。

また、風力発電を効率よく使うには、風車と風車の間隔が現在示されているような間隔では効率が悪くまた、
以前に近辺で風力調査をした他の業者は、風の条件が悪く撤退したのになぜまた計画を持ち込むのか
が理解しにくいという話も出た。

アメリカに20年近く暮らし「清流の流れる宮川」に憧れて近くに住み始めたという参加者からは広大な国で
砂漠のなかに建設するのならともかく緑の山を切り裂いて建設すべきものではないとの発言があった。
「日本一の清流・宮川」を支えるきれいな一之瀬川が工事によって汚されてはこの地の魅力が無くなる。
また風車の羽根に断続的に太陽光が遮られた光を浴びる「ストロボ効果」の精神面への影響は大きいとも話した。
風力発電を導入するには被害の懸念されるこんな大型のものでなくもっと日本の自然環境にマッチしたものが
開発されるまで待つべきだとの意見も述べた。

参加者の多くは昨年暮れ突然に話を聞いてびっくりし、単純にクリーンなエネルギーだと感じていたがこんなに
効率が悪くてメリットなく身体には低周波ノイズによる精神的な負荷が多い事など健康被害も出るとは思っても
いなかったと話している。

建設業者の安藤建設は昨年11月5に南中村の区長、役員に説明し同月12日に区民に説明したと言うが、
区会では住民のはっきりした賛否を取らぬままに「多くの人が賛成した」と話を進めている。
また、低周波による被害はないと言い切っている。

「隣接の大紀町、大台町も住民の意向を聞いてはっきりと建設を拒否している中、
なぜ度会町だけが上から一方的に話を進められるのかがわからない」
「人を惑わせる話を持ち込まないで欲しい、何も無くてもいい、静かな町であって欲しい」
こんな地元の声の中、5年前に企業誘致をかかげて登場した町長だが、住民の気持ちを汲んだ施政が望まれる。

GNP国民総生産なんかでなく、
GNH (Gross National Happiness) 「国民総幸福感」をものさしに生き方を考えてみようと言う時ではないか。
企業誘致だけを町のためと考えていないか、目先の「お金」でなく、より文化的、精神的に住みよい町を考えてはどうか。
ましてや、健康被害など持ち込まれる様な物であったなら決して許さるべきでない。
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青山高原の風車を持つ津市は、売却先を探しているが買い手はいない
安藤建設は、建設だけで運営は行なわない
運営会社も電力の売電先も今何も決まっていない。
運用の後10数年後、撤去する際の費用負担はいっさい考えていない
安藤建設は2月以降5月までに次の説明会を開くと言っている。
まだ確定していない電力の買い取り価格を都合よく見積もり採算合うとの計画で何も確かな見通しのないままに、
先に住民の「了承」だけを取ろうとしている。

南中村だけの問題でなく、獅子が岳の計画にも度会町全体が影響を受ける。
町内への建設で誰が得するのか?誰が影響被害を受けることになるのか?

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2012.01月号

能見坂峠に風車15基か?

県道南島線、度会町から旧・南島町(現・南伊勢町)に越える峠、
能見坂近辺に風力発電の計画が持ち上がっている。

風車のサイズ                                  風車の設置場所    (クリックすると拡大されます)   

計画を持ち込んだのは、安藤建設株式会社(東京・港区)で、高さ78mの支柱に直径82mの
プロペラが回る風車が15基並ぶ計画である。
昨年2011年12月12日から今月11日にかけて三重県庁、伊勢農林水産商工環境事務所、
度会町役場、南勢町役場の南勢、南島両庁舎において「環境影響評価方法書(案)の縦覧が行われた。

2,300kwが15基34,500kw、年間80,000Mwの発電能力で約19,000世帯の年間消費量をまかなえる試算。
(風速6.7m毎秒の風が吹き、1世帯年間使用量4,200kwhとして)

度会町役場においては10人少々の住民が閲覧に訪れた(町職員談)ということである。
内容は、表題に(案)の文字あるとおり今回の計画に際しての新たな調査はまだ何一つなく
単なる過去のデータの寄せ集めに過ぎない。
具体例をあげれば30km近く離れた伊勢市内の交通量の多い厚生中学校あたりの大気測定、
国道23号線の振動データを記載している。振動はなく調査対象外、低周波音、動植物への影響を
調査予測評価するとしている。また風車建設予定地は大半が森林法に基づく「保安林」の範囲である。

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[解説]
  現代の快適な生活に電気は不可欠であり、ましてや昨年の東北大震災に伴う恐ろしい原発事故の
甚大な被害を目の当たりにする今、一般に「環境にやさしいエネルギー」といわれる「風力発電」も
これからのエネルギー源のひとつとして真剣に考えなければならない時ではある。

 そんな中で我が日本では、クリーンなエネルギーの代表格に名を連ねマイナス面のニュースは
あまり聞かれない。風力発電の先進地、ヨーロッパではどうか?
低周波音による影響、環境破壊の問題などで住民との紛争も起こっている。
狭い日本の地形では必然的に森林が伐採され新しい道路の建設による自然破壊がともなう。

 また、「環境影響調査」(環境アセス)は、はっきり義務化されておらず「環境にやさしい」の
キャッチフレーズに流され、風力の不安定な日本の気候の中、回らない風車だけが残り、
一部の建設業者のみが潤い結果として税金の無駄遣いに終わっている例もある。
  はたして、この計画はどうか。「風力発電」は環境にやさしく、クリーンなエネルギーとして、
諸手を挙げて推進すべきものか?

我が度会町では、先に発表された「第6次度会町総合計画」(2011〜2020)でも
『ふるさとを生かし、清流と緑と笑顔がかがやく度会町』をうたっている。
しっかりと住民参加のもと、検討すべき課題である。

2011.6月号

 

2011 町議会選挙、3新人共に上位で当選

 
             町民体育館での投票風景

6月12日度会町・町議会選挙が行われ即日開票された。
猟銃発砲事件で任期中辞任した1名と引退した1名に対して新人3名が立候補、
12議席を13名で争った。全員無所属議員の中、ただ一人の共産党で2期8年間務めた現職・溝口周生氏は落選した。
有権者数7,267、当日の投票者数4,498、期日前・不在者投票数1,105、棄権者数は1,664あり、
投票率は77.1%で前回の84.75を大幅に下回った。

根っからの住民だけの議会に戻り、中村順一町長にとってはスムーズな議会との関係を期待
予想されるが、 はたして議会の役目、行政チェックの機能を十分に働かせる事は出来るだろうか。

  得票順 氏名 地区 年齢 得票数
当選
1

中村 忠彦

麻加江
52
666
当選
2
登 喜三雄(新) 長原
64
525
当選
3
舟瀬 勝(新) 棚橋
63
490
当選
4
中井 利正 注連指
68
482
当選
5
岡村 広彦(新) 棚橋
59
457
当選
6
福井 秀治 大野木
64
449
当選
7
芝山 延男
64
430
当選
8
八木 淳 中之郷
50
413
当選
9
濱岡 裕之 南中村
56
393
当選
10
中森 慰 大久保
61
346
当選
11
木本 タエ子 下久具
67
322
当選
12
牧 幸作 立岡
62
301
 
13
溝口 周生 棚橋
59
283

 

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2011 度会町・町議会選挙、今日投票即日開票

 
      選挙ポスター掲示板の中の候補者たち

6月12日度会町・町議会選挙おこなわれる。
定員12名に新人3名を入れて13名の候補者。開票は即日行われ夜半までに判明する見込み。


2010.7月号

2010 第22回参議院選挙・町内の票数

 
町民体育館での開票風景

7月11日行われた度会町での第22回参議院選挙結果は 度会町民体育館に集められ開票された。
町内の投票者数4,664名で、 選挙区選挙で138票、比例区選挙で 218票の無効票があった。
投票結果は以下の通り。
開票時、マスコミ関係者以外に住民の会場への来場者は3名のみであった。

選挙区選挙の結果(21時25分確定)

候補者名
町内の得票数
芝博一 (民主党)
1773
おのざき耕平(自由民主党)
1728
やはらゆかこ ( みんなの党)
809
中野たけし(日本共産党)
215

 

 

当選

 

 

 

 

 

比例区選挙の結果(23時55分確定)

度会町での順位
政党名など
町内の得票数

1

民主党
 1,501.5
2
自由民主党
 1,308
3
公明党
  553
4
みんなの党
  526
5
日本共産党
  135
6
国民新党
  112
7
たちあがれ日本
   93
8
社会民主党
   85
9
新党改革
   54
10
女性党
   42.5
11
幸福実現党    21
12
日本創新党
   13

有効投票数

   

 4,444

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

2007.7月号

2007 第21回参院選・度会町の票数

 
開票場となった町民体育館で開票結果を張り出す町職員

7月29日行われた第21回参議院選挙は午後6時で締め切られその後、町内の全ての投票箱が
度会町民体育館に集められ開票された。
町内の有権者数は7,472名、当日の投票者数3,702名、期日前投票765名、不在者投票40名、合計4,507名で投票率は60%であった。
選挙区選挙で79票、比例区選挙で 205票の無効票があった。 投票結果は以下の通り。

選挙区選挙の結果(21時30分確定)

候補者名
度会町での票数
高橋千秋 (民主党)
2677
小野崎耕平(自由民主党)
1513
中野たけし(日本共産党)
238

 

 

当選

 

 

 

 

比例区選挙の結果(23時30分確定)

度会町での順位
政党名など
得票数
政党等の得票数 名簿登録者の得票数

1

民主党
 1,737
   1,376

     361

2
自由民主党
 1,474,939
    952
     522.939
3
公明党
  559
    245
     314
4
日本共産党
  230,058
    189
      41.058
5
国民新党
  119
     53
      66
6
社会民主党
   67
     58
       9
7
新党日本
   58
     37
      21
8
女性党
   31

     24

       7
9
維新政党・新風
   10
      7
       3
10
共生新党
    9
      2
       7
11
9条ネット
    7
      4
       3
得票総数
   

 4,301.997

   2.947
    1,354.997

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2007.6月号

町長、町議選・開票速報

 

 

議員定数12で、山下健石氏が次点。


開戦前夜、町長選・候補者に聞く

4期16年をつとめた現・大野町長の後を受ける町長選が始まる。
6月12日の選挙戦開始を控え前町長候補・飯田隆治氏(53歳)と元町議会議員・中村順一氏(59歳)
の二人に選挙戦開始の前日話しを聞いた。それぞれの事務所開きの挨拶から比べると補った部分、
またトーンダウンした部分ある。これは当選のあかつきに実行の難しいところを避けたのか?
以下それぞれの発言要旨。

 

『住民の声を聞く行政を』飯田隆治(いいだたかはる)

自分の町は自分達で創る、住民の声を聞いて新しい町づくり計画をたてる
行政サイドからでなく住民の声で企業誘致も教育も
「町民の声」を生かした方法で知恵を結集する
お役所感覚でなく企業感覚をもって行政に取り組みたい

町長の報酬は見直す、職員の報酬はそのままで仕事の中身で頑張ればよい
老人、介護問題は予防策に力を入れる
その一策として統合後、廃校になる小学校の活用方法に、老人が手足を動かせる場にする
また 棚橋だけの児童館でなくそれぞれの小学校区に
児童館を設置し老人と子どもの地域ふれあいの場として有効活用する

教育、縦のつながりが薄れている
小学生で1年から6年までいっしょに遊べる環境を作ることによって
先輩から学ぶこと後輩をいたわることを知る
地域、先生、父兄が一体となった教育をめざす
子ども達のスポーツへの助成などで「町づくりより以前に人づくり」

温暖化問題、森林部の多い度会町、木の有効活用で森を再生させることでCO2の削減にもなる

高齢者向けに町内バスにも取り組みたい

合併問題、今のままでは厳しい、いづれその時が来るがまず町づくりをしてからでなければどこを相手でもむづかしい。
方向は伊勢平坦部であるがまず「胸をはれる町づくり」をしてから考えることだ
(6/11昼・取材)


 


『工場誘致で活性化を』中村順一(なかむらじゅんいち)

創意と工夫の町づくり
より住みよい町づくり
企画力に富んだ活力ある町づくり
の3点を目指し郷土愛にあふれたまちにしたい

合併問題、度会と玉城、あるいは度会と南伊勢のような合併はありえない
将来合併する時は伊勢志摩の広い範囲での方向だ
まずは財政力のある町づくりだ

工場を積極的に誘致したい町長自身がトップセールスマンとして働きたい
担当の部課長でなく町長名で直接あたることでセールスの効果があると思う
公害の少ない企業、200人規模の工場を誘致したい
プロジェクトグループとしてあらたに「企画室」を設ける
隣接の多気町、玉城町から企業誘致のための優遇策を学びそれを上回る策で誘致する

町民の声を吸い上げる「ふれあいトーク」で地区単位のミニ討論会を開きたい
特に30〜40歳台の声を聞きたい

廃校となる、小学校は一階を老人の共同生活の場に二階はスポーツ関連の合宿所
自分の町は自分でやる、国、県を当てにしない
「お茶づくり」は好きである、植物はウソをつかない
小規模農家の休耕の土地は貸付農園制度で土地を生かした「大地を守る農業」にしたい
町三役の報酬カットする
町長になっても最大3期12年が目途である、4期は長すぎる
(6/11夕刻・取材)


 

<解説>

どこが違うか?

中村順一候補も飯田隆治候補も一対一で話しを聞いてまったくのところ違いを感じられない。
4年前と異なりこれといった争点がないのが事実である。
何か目玉となる「売り」はないものか?ことさら奇をてらえとは言わないが一つくらいは実行可能なアピールポイントが欲しい。
単に「報酬カット」でなく具体的数値で何%カットとか。
そこで提案であるが、あの広い庁舎、役場機能はすべて一階にまとめ、二階を町民ホールとして活用する、
また町議会はすべてオープンにケーブルTV全中継、「一般質問」当日の議会は傍聴しやすく日曜に開く、なんてのはどうか?
町長報酬のカットは言えてもそれ以上は言えない、また議員の機嫌を損ねる議会改革は言えないのだろうか?
もちろん議会については同日選挙の議員候補が自ら訴え、本当の住民代表としての仕事をすべきであるが。

明日からの5日間、毎度おなじみの地縁、血縁を頼る運動に終わるか?
真に若返りを見せられる訴えが出来るか?

 


2007.2月号

「棚橋・御頭神事」行われる



2月10日棚橋で御頭神事が行われた。三重県の無形文化財として1968年(昭和43)に指定されている。
獅子頭は上流の田間地区から流れてきたものを拾い上げ産土神(うぶすながみ)に奉納されたと伝えられている。
対岸・下久具地区の雌獅子「オサキ」に対して雄獅子「ダイジョウ」と呼ばれている。
近年若者の地元行事への参加が少なくなった中、ここではよく引き継がれており今後も伝統芸能として永く続くことが期待される。


2006.8月号

「プール・鏡」の点検改修終える

プール全景 排水口改修作業

8月9日遊水プール・鏡(度会町・棚橋)は排水口の点検と改修作業を終えた。
このプールには排水口が18か所あり、大きな排水口は、建設当初より2重構造でがっちり作られているが
今回は床面の排水口の内部のパイプ部にキャップを取り付けるようなかたちで2重にした。(業者談)
当日は大西久司・教育長も確認に立ち会った。


 

2006.6月号

学校開放、参観者わずか10名!

   度会町民、教育への関心度は?

英語の授業音楽の授業
英語、音楽それぞれの授業風景

去る6月19日から町内の小、中学校が一般に解放され子供たちの勉強振りが公開された。
町民に開かれた学校づくりをとの計画であった。
しかし、度会中学校では19日からの3日間にわずか10名の参観者だけであった。
それもせいぜい30分程度で、中には10分足らずで帰る人もいる。
本気で授業を見学に参加したのか?

社会科では教科書の内容に入る前、最近の時事ニュースを取り上げ現実の社会の動きに関心を持たせるよう取り組む熱心な姿勢が見られた。
記者はわずか半日の参観ではあったが、生徒たちは比較的すなおな態度で授業を受け想像した”荒れ””乱れ”は感じられず
まだ田舎の静けさが残っているかといくらかは安心した。
自分の子供はもう中学校を卒業したからとか、子供はいないからとか地元の肝心な子供たちの教育から関心が遠のいてはいまいか?


 

2006.4月号

若手議員ら予算原案を修正させる

   町の人件費削減をうながす   


質問に答える大野町長本会議場
質問に答える大野町長

3月7日から開かれた平成18年第1回定例町議会・予算委員会(中森委員長)で八木議員ら若手を中心に町予算のうち人件費に関して
臨時職員から正規職員への昇格による人件費上昇を指摘し、人員削減、施設統廃合の折ふさわしい予算編成でないとして修正を求めた。
これに対し町側はあくまで原案の成立を主張したが7対6で修正案がとおった。削減を求めた議員は、八木淳、中村忠彦、溝口周生、芝山延男、
鳥羽幸徳、山下定一、木本タヱ子の7氏。
しかし、予算29億2475万3千円の総額は、原案のままで7月の補正予算策定時に削減する方針。



町民体育館改修工事

   アスベストは大丈夫か?   
度会町民体育館体育館工事現場

度会中学校横に隣接する町民体育館の耐震改修工事が行われているが通常工事現場には施工主、工事業者名、工期などの表示が行われるが
この工事に関してそれらの看板は一切ない。また工事関係者によれば建築材には、昭和30年代の建築物でありアスベストが含まれている
可能性は大きいがその対策らしきものは何もない。またアスベストを明らかに含んでいると見られる天井材は今回の改修で手をつけていない。

 

<解説>

議員の役目

およそ議員たるもの行政をチェックしそれを正す者であるべきにもかかわらず全てを「なあなあ」でやり過ごし単なる名誉職ぐらいの認識しか持ち得ない田舎の議会において今回の予算内容の修正は我が度会町においては、はなはだ画期的ではある。
職員3名の人件費が正規職員でなく臨時のままにおかれることで以下のような金額ではあるが若い一年生議員からおこされた結果に 今後もその働きに期待したい。
町といわず県、国の政治においても選ばれたとはいえ、一旦権益を手にするとその場に居座りその権限の正しい使途をわきまえないふとどきな輩はどの世界にもいる。
過去のいろんな町行政の公の会合の場で議員一人一人に意見を求めても、ひとつの意見に全員が 「右へならえ」をして個々の意見は述べずそれを「議員が『一丸』となって」、あるいは「『一枚岩』となって対処する」といかにもそれがまとまりのいい様に返答する。住民全員が同じ意見であるはずはなく、それぞれが送り出した代表はそれぞれの異なった意見が出て当たり前なのである。何事も満場一致がめでたしめでたしではない。古参議員に丸め込まれることなく自主的な活動をして先輩議員でなく住民の支持、応援を受けてこそ選ばれた者の努めである。また、今回のような修正が行われても古い体質の組織は議論があったことを恥と考えひたすらそれらの過程を隠したがる。現に「広報わたらい」4月号で議会開催の記事の中で「・・・それぞれ原案どおり可決・承認・・・」とあるだけである。この後発行される「議会だより」でどう報告されるか見守りたい。

変更箇所のみ抜出し
  原案 修正後 差額
学校関連の職員給与
手当共済費等
29,299,000
25,624,000
-3,675,000
消耗品費
689,000
4,364,000
3,675,000


減額された人件費3,675,000円を一時的に消耗品費689,000円に加えて4,364,000円として、
予算総額はいじらず7月の補正時に減額すると言う。

 

 


2005.10月号

「知事と語ろう」度会町で開かれる

   芝山議員ら町村合併について話し合う

野呂知事挨拶芝山議員
野呂知事(写真・左)と町の方向について話す芝山延男・町議会議員(写真・右)
9月17日13時から度会町庁舎2階会議室で野呂三重県知事を迎え町民と話しあった。
参加者は30数名、他に町長、助役、役場職員数名が参加した。 発言は一般住民より地元町議会議員が多かった。

知事は、過去の県政の後始末すべき問題がいっぱいある、この激変の時代、果敢に取り組んでいかなければならない、
RDF(ごみの固形化燃料)、「大矢知」をはじめ産廃不法投棄問題(県内に11箇所)しかりであると述べた。
また北勢地区にはシャープ、富士通、その他薬品メーカーなどで勢いあるが南勢地区では観光に力を入れたい、
地域の人みんなで観光プランを考えて欲しいと語った。町内からは合併問題について4名から県の姿勢を問うた。
芝山延男議員は町長、議会だけでなく、より町民の意思を問う姿勢が必要でないかとただしたのに対し
平成18年1月で県内は29市町村になり一万人以下の町が木曽岬町、朝日町、それに度会町の3町のみが残る、
合併は上からの指示でなく あくまで町の考えで進めるべきである、地域から要請があれば県としてもそれに対応する、
先ずは「度会町の皆さんがしっかり議論して進めるべきである」とこたえた。

また大釈議員から玉城町へのアクセスに岩坂道の拡張、トンネルの新設を望む意見が出された。
これについて知事は、「玉城インター」「サニーロード」があり緊急道路としての機能は確保されており新たな必要性は
今感じられないと語った。


 

2005.9月初旬号

総選挙、度会の勢力地図は?

  第44回衆議院選挙、9月11日行われる


早い時間にTV,ラジオで地元5区の当選確実のニュースが流されたこともあり度会町の開票会場には、
マスコミ関係者のみでほとんど町民の姿は見えなかった。


小選挙区・三重5区・度会町

三ツ谷憲生
自民

3091

当選
金子洋一
民主

2083

   
谷中三好
共産
191
  
無効票
  
75
  
合計
  
5440
  

全国議員数比率と度会町比例区投票数の対比 

党派名

議員数 全国比率(%) 度会町の票数 度会町(%)
自民党
296
61.6
2199
42.6
民主党
113
23.5
1897
36.8
公明党
31
6.5
588
11.4
共産党
9
1.9
203
3.9
社民党
7
1.5
124
2.4
国・日
5
1.0
148
2.9
無所属・郵政反対
13
2.7
0
0.0
無所属・その他

6

1.3
0
0.0

 

 


2004.11月号

県の仲介、伊勢からの給水を断る

  なぜ受けなかった給水支援

去る9月28、29日の台風21号に伴う前線の影響による大雨、増水により度会町・東部水道水源地
(内城田小学校下・棚橋取水場)が泥水に侵され、棚橋、牧戸、大野木、平生で水道水は二日間にわたりにごり
使用不可能となった。
このとき、町民A氏(匿名希望)から県・環境部に給水支援の要望が伝えられたが、町は対応出来なかった。

なお大野木、平生の一部、その他の地域は水源が異なるため、この影響による「にごり」はなかったが
中部水道水源地(川口)、西部水道(立花)も洪水、土砂の影響で給水不可となりその影響で
隣接地域にも水量減等の影響が出た。


消えた給水タンク?

  防災白書にあるタンク数は報告だけか

県の防災白書によれば度会町は「給水タンク」0.5トンが1個、「ポリタンク」20リットル30個が
応急給水用資材として準備されていることになっているが、現実には建設課が獅子が岳・日の出の森の
トイレ用に使用するタンクと度会まつりなどイベント用に使用する20リットル10個程度(産業振興課談)が
あるのみで「防災時の飲用」として準備されているものはない。

 

<解説>

台風21号を振り返って 災害時の水道水確保のため、三重県は、県内を11ブロックに分け、
度会町は「南勢志摩ブロック」 内の第7ブロック (伊勢市、二見町、小俣町、玉城町、南勢町、
南島町、大宮町、紀勢町、御薗村、大内山村、度会町) に属し伊勢市を連絡都市と定めている。
(三重県水道災害広域応援組織図より)
したがって県は連絡調整役として働き伊勢市の水道部を紹介した。
伊勢市は「給水タンク」を保有し給水支援体制はあるが 町は水源地の復旧作業にかかり、
「給水タンク」を受け取りにいける人手がない、水分配の手順が定まってない、
また水道幹線はすぐきれいな水が流れ間もなく飲用に供するとの判断から
伊勢からの 「給水タンク」を断り使用することに いたらなかった。

該当地区の住民はは、コンビニでペットボトル入りの水を買い、また知り合いを頼り他地区へ
水もらいに苦労していた。
伊勢市は宮川村へも給水支援に出かけており、予備タンクは(1.0トン2個、1.5トン1個、2.0トン2個)あり
十分利用する 状況にあった。(伊勢市水道部給水計画課談)

町は今回の災害は皆が予想外のことであり「給水タンク」も早急に準備し備えるというが 「自前のタンク」さえあれば 給水サービスが出来たのか?
水道課員は三日三晩、不眠不休で働いた(長谷川晃一・環境施設課長談)というが
市町村合併問題にからみ、伊勢市に頼る姿勢を見せたくないから断ったというような情けない
巷の風評が飛ぶような状況では 未来を展望できる町とはならないだろう。
何はともあれ、近く予想される東海、東南海地震に備え早急な準備体制の整備が待たれる。


2004.10月号


川南線・土砂崩れで不通!

  町道・田間〜当津間の通学路、山肌くずれて遮断さる。

田間崖1 田間崖2
台風22号の雨で8日夜間に町道・川南線(上久具〜茶屋広〜立花〜まかえ)の田間地区内(田間中心部より1Kmくらい当津より)で 台風21号で緩んだ山肌がくずれ、直径20センチ前後のヒノキ4本が根元から土砂ごと町道にくずれ交通は遮断された。
同町道は当津地区の小学生の通学路であり、早い復旧作業が待たれる。
すぐそばを当津、茶屋広への送電線が通っており停電が心配される地域である。

9日朝7時すぎ、田間区長より、通行不可能の放送が行われたが、町の「広報わたらい(放送)」はなかった。
現在、田間側と当津側に通行止めの看板が出されているが、迂回路の案内はない。
10日正午現在、復旧工事着工の様子は見られない。



2004.3月号

「市町村合併を考える集い」開かれる

  地域経済学の専門家を招いての集会

考える集い
「度会町の明日を考える会」(代表・飯田隆治氏)は、2月29日午後2時からJA伊勢(大野木)で
岡田知弘氏(京都大学・教授)を招いて市町村合併についての「勉強会」を開いた。

「国」の方針にのっとって大きく合併するだけが地域の幸福に繋がる訳ではないとの説に、
230名の参加者(主催者発表)は合併問題、足踏み状態の度会町にとって考えさせる集会となった。

三重県から市町村合併地域担当企画部と、県会議員の辻本正氏、森下隆生氏の出席があったが
「考える会」から要請したと言うが度会町役場からの出席はなかった。


<解説>

住民のためにあるべき「合併問題」、この様な勉強の機会は、「町」自体が積極的に開催し広く町民の
意識を高める様、考えるべきことではあるまいか?
町職員の出席もなく、また新人議員を除いては町議会議員の参加がほとんどなかったのは残念である。


2004.2月号

「合併報告会」始まる

  一之瀬地区から「市町村合併に関する状況報告会」開かれる。

報告会・一之瀬2 報告会・一之瀬1
2月2日夕刻7時半から一之瀬小学校体育館で「報告会」が開かれた。
その中で、大野幸茂・度会町町長は「今後新しい方向で進みたいが、
正式な解散が済んでない現状で方向は示せない、今後考えたい。」と述べた。

また、大釈議長も同じく「正式に解散してないので今後の方向について話す事は、
差し控えている。物事には順序がある、相手のあることなので慎重に進めなければならない
生みの苦しみを乗り越えて行くべきところ、よき時代を迎えたい」と述べた。

このあと住民からの意見、質問の時間がとられ、離脱した多気町は「単独でなく住民を説得して
合併をしたい」との新聞記事があるが度会町はどうかとの町長への問いに対し職員の藤田氏は
「2月末に正式解散する、合併には2200項目もあり新しく模索するには時間がない、
5町村での今までの協議を生かして今後も調整していく」と述べた。

また単独はどうかとの問いに町長は「とてもとても(財政的に)単独はできない」と答えた。

新聞「夕刊三重」に1月6日町長と議長が「玉城町と運命共同体できたのだから今後もそういう
格好で行きたい」との趣旨での話を持ちかけたとの記事について大釈議長は
「意外な話である、新聞の記事はいくらでも創作できる、今後のことは一言もない、こういう事実はない」
また町内の新聞折込「あした」はウソが多いとも述べた。
また住民投票で意見を問えとの声に「ぜんぜんその考えはない」と答えた。

4月にならないとものが言えないというのはおかしいとの声に、町長は「清算に3月いっぱいかかる
正式に清算しないと新しい考えはできない、他の町村もそういう考えだ」と答えた。

一方「私ら(町執行部)にまかせてくれ」と強い意志で進んでもらいたい、
次回は一枚岩となって取り組んで欲しい、まず議員が積極的に動けと現体制に支援の声も出た。


2003.12月号

住民無視の合併協議、ついに破綻!

 第10回合併任意協議会、冒頭で多気町長、離脱を表明

12月25日午前11時から明和町役場において第10回任意合併協議会が開催された。
今回は、法定協議会への移行を決議するはずの予定であったが、
22日多気町議会は、全員一致で5町村の合併からの離脱を決議しており
多気町長は議会とのねじれた進め方は出来ないとの考えから今日の離脱表明にいたった。




「度会町の明日を考える会」発足

12月12日、20数名の町民有志により、「度会町の明日を考える会」(代表・飯田隆治氏)が発足した。
「町民の意思が反映され、文化的で豊かな度会町を目指すこと」を目的とするなどの会則を決め
この日集まった者を世話人として、会の目的に賛同する人を広く呼びかける事にした。




2003.9月号

合併など、どうでもいいのか?

 住民意識調査、回答率46.5%(5町村)

8月28日度会町役場で、第7回合併協議会が開催された。その中で、先月末5町村で行われた、
「住民意識調査」の回答内容が公表されたが、先に行われた町長選の投票率86.8%に対し、
わずか47.4%(度会町)と半数に満たなかった。

今回の町長選、今までになく盛り上がったのは、合併問題が争点となりその方向性に対する
住民の意思表示の絶好の機会と考えられたが、
予想された合併先に対する町民の意向とは関係ない結末を迎えたていであったが、
意思表示の機会である「意識調査」なるものへの回答がこれほどの数値であることは、
もともと合併への関心のなさの現われか?それとも諦めなのか?

または、根本的な合併先への意志を問わず進められた5町村合併を
前提とした設問には答える意味がないということであるのか?

 合併協議の必要性は

合併協議の必要性にたいする回答は、「必要だと思う」53.0%、
「どちらかといえば必要」18.3%をあわせた「必要」と考える人は71.3%と
度会町は、5町村の中で一番高い。
平均は「必要だ」41.0%,[どちらかといえば」21.8%であわせて62.8%。


合併協議会、開催の意味はなにか

  会議中、各町村長の発言は「異議なし」「異議なし」のみ。

今回で7回、「協議会」が繰り返されたが、事務方の説明で、ほとんど終わり、
中瀬・玉城町長のもとめに応じて各町村長は、「異議なし」の繰り返しのみでなんら討論はない。
特に今回は、開催地である度会町長のはじめの挨拶のみでその他の発言は、
一言もなかった。

ただ、形式だけの会議を取り繕い、十分討議を尽くしたといえるのか?

今回、「新市まちづくり将来構想(案)」の中間答申報告がなされ、その中に
基本目標として、「開かれた民主的まちづくり」とあるが、
こういった「協議会」のうえに成り立つ新市に「開かれた・・・」が成り立つものか
はなはだ、疑問である。

<解説>

この、情報公開の時代に、町の議会における各常任委員会もすべて非公開であった。
今年3月6日、内城田町民体育館でおこなわれた「合併説明会」の席上、
中井議長(当時)がはじめて傍聴できると約束した。

2003.8月初旬号

度会町で、第7回任意協議会開催予定

8月28日午後1時より度会町役場で任意協議会、開催される。傍聴参加自由。



第6回任意協議会開催


任意協議会第6回"

8月7日午後1時から勢和村公民館において第6回合併任意協議会が開催された。
前回からの継続協議項目のひとつである「消防防災関連事業」については
防災無線、消火栓、用具格納庫設置など「補助基準を調整し、合併時統一する」に留まり
町長選の争点のひとつでもあった、救急車、消防自動車の配備など住民の安全に直結する問題について
なんら具体的な議題とは、ならなかった。



2003.6月号

大野氏、合併問題で陳謝。

(6月21日)
大野幸茂氏(72才)は、町長選挙前日の21日伊勢農協・本店(度会町大野木)での個人演説会 で、5町村合併問題で、住民に反対意見あることに触れ、今までの説明不足を陳謝した。 しかし、現在の進め方について住民の意思を問うことには一切触れなかった。

大野氏に先立ち応援演説の岡村議員は、「伊勢から多気町方向に変わったとき説明すべきであったが、5町村との調整に手一杯であった」とも述べた。

また、応援演説に立った中瀬・玉城町長は「合併は政争の具ではない」「ロマンを持った人がリーダーになるべき」「ロマンを描くにふさわしい大野候補」と推薦した。

−−−住民への説明より、合併先5町村との調整が優先されるという事か?(編集長)


期待の新人、飯田氏敗れ、大野幸茂氏、再選

(6月22日)
22日行われた町長選は即日開票され、大野氏は4選目を勝ち取った。
新人の飯田隆治候補は、20戸そこそこの小さな田間地区にもかかわらず
1155票の大票田を抱える棚橋の区推薦の大野氏に対し善戦したが及ばなかった。
縁故、近所付き合いで投票が左右される田舎の選挙戦の中、住民参加の町政を訴えた新人候補の誕生が期待されたが 今回も、政策は、二の次の感であった。

投票結果は、次のとうり。
大野幸茂 3,274票
飯田隆治 2,891票
橋本政志  180票

有権者数 7,435
投票者数 6,470
投票率    86.81%


2003.5月号

新風吹き込むか 町長選に飯田氏、立候補を表明

(5月8日各紙記者会見)。

2期、町議を務めた飯田隆治[イイダタカハル]氏(49才)は任期満了に伴う今回6月の町長選に立候補を表明、
町村合併問題について、「アンケート等により町民の意見を聞いて、枠組みを問い合併問題を進める」と語った。
4選を目指す現職、大野幸茂[オオノヨシシゲ]氏(72才)はすでに昨年末から意思を表明していた。
町長選、町議選の公示に先立ち現在の合併協議会に寄せられた町民の声を広く伝えるべく
「オフライン特別号」として印刷発行する事にした。
(新しいものから順に主な意見を抜粋しました)

町議選はどうなる?
同日行われる町議選は、現在の16議席から14議席に削減されての選挙となる。
議員定数の削減は以前から議論されていても、中々進展しなかったが、今回高齢者の引退を予定してか
現職者は、自分の議席安泰を見越して削減案に同意し今回の2議席減が決定したと見られる。

しかし、飯田氏の町長選立候補のための4月30日の辞職と、
すでに4月8日辞職している橋本正志氏の2席空席を考えるとこのままでは
議員選はまた無風状態となってしまうところであったが、
今回は「合併問題」を焦点に数人の新人候補が見込みまれる。

度会町の将来を考えるとき新たな候補者の出現で町議会が活性化することが望まれる。



なんでもご意見箱

《2003.06.11》ハガキ
度会町:男:30歳代:勤め人
『地域部会の代表者(住民代表)』!?各地域住民の意思を代表した者でしょうか? 『基本姿勢』この姿勢が形だけでなく、本当にそれを維持する意識があるなら、 合併の方向へ行くのは、まるで「右へ行きます!」と言いながら、左へ行くのと同じではないですか? 『合併協議会』“初めの一歩”を忘れていませんか? まず、“合併の是非を問う住民アンケート”からじゃないのですか?

《2003.06.10》ハガキ
度会町:男:50歳代:勤め人
新市まちづくり委員の選定方法が、おかしいのではないかと思いますが。 町村長の都合のよい人選になるのではないのでしょうか。

《2003.06.09》ホームページ
度会町:女:20歳代:勤め人
5町村の合併に賛成です。住民の意見を無視したとか、アンケートがどうとか、もう聞きたくありません。 私たち一人一人有権者が選挙で投票して当選された町長さんや議員さんがまとめあげた内容なんだから・・・。

《2003.06.07》ホームページ
度会町:男:50歳代:勤め人
町長、議員は何のために、誰のために働いているんでしょうか? ただ「一生懸命やっているから」だけで5町村合併を賛成すべきの単純な意見ありますが、 少しは考えてみてはどうです? 「一生懸命」悪事を働きそれが発覚し逮捕となると涙を流して「俺は一生懸命働いたのに・・・」 と言う政治家を何人見てきたかお忘れではないですか? 住民から委託を受けて住民のために働くべき議員が自分たちの保身のため 住民の意思を問わず独断に近い形でことを進める姿勢は許されるものではありません。 必要な合併なら少々の不都合も我慢しなければならないかもしれません。 しかし、それには、あくまで住民多数の納得のいく手順を踏むべきです。

《2003.06.07》ホームページ
多気町:男:40歳代:自営業
現役場に予算も権限も残し、形だけの本庁方式でやるとあるが、この様なやり方で、頭も腰も強い市の実現が出来るとお思いか。「合併について意識の高い玉城住民向けには、財政の窮状から合併を、その他の意識の低い地域向けには合併のメリットから必要性を説くと言う二段論法で進め、その後今の枠組のまま合併特例債を配分し将来的にはいつでも出来る中核都市との合併に向かう」この様にも理解できます。

《2003.06.06》ハガキ
多気町:男:70歳以上:農業
@協議会はなぜ住民投票をしないのか?A住民投票によって態度を決すべし、とする一部町村のあることをどうみるのか?B住民投票こそ、最高の意思決定要素と思う。C投票によって賛同が得られるよう、繰り返し十分説明することが大切ではないか。D議会の決定をもってよしとする、との意見には賛同し難い。

《2003.06.06》ハガキ
玉城町:男:70歳以上:無職
由緒ある文化と歴史と度会郡が消えるのである。町当局はもっと多くの町民の意見を聞くべきである。議員は動け。さもなければ、住民投票すれば住民の意見が分かると思う。汚名を残すか悔いを残すか。行政は伊勢と松阪に分かれている。生活の中心も伊勢と松阪に分かれる。自然の流れである。私は伊勢に合併に賛成です。

《2003.06.05》ハガキ
多気町:男:60歳代:農業
まず住民投票で、多気町・明和町・玉城町の合併。勢和・度会は合併する必要なし。何故か、林道等、予算を全部持っていく。

《2003.06.03》ハガキ
勢和村:男:40歳代:勤め人
行政が勝手に合併を進めているだけで住民の意思確認がされていない。玉城町で住民投票を進めようとしている会があるように、勢和村も住民投票をしたほうが民主的です。

《2003.06.02》ハガキ
多気町:男:40歳代:勤め人
なぜ5町村の合併なのか、私は多気町・勢和村の2町村でよいと思います。

《2003.05.31》ホームページ
多気町:男:20歳代:学生
自主財源の少ない小さい町では、日本の財政状況から見ても、生き残るのは困難。合併は必要だと思う。この協議会の構成町村の生活圏は、伊勢と松阪に別れている。広域行政などでつながりがない町村どうしの合併はうまくいくのでしょうか?

《2003.05.30》ハガキ
度会町:男:70歳以上:農業
反対と書いてあるのも有る。それはおかしいと思う。町長はじめ町会議員の方々がご尽力下さったおかげで5町村と話が進んでおりますし、これは度会町に宝が降ってきたようなもんやと思っております。

《2003.05.30》ハガキ
度会町:女:20歳代:勤め人
市町村合併そのものには賛成ですが、現在進められている町村との合併には賛成しかねます。私は、伊勢市方面への合併を提案。

《2003.05.29》ホームページ
度会町:男:50歳代:勤め人
「今ごろ、言うのはおかしいですが・・・」のご意見あるが、決して遅いことはない!もし万一にでも、遅いというならそれは、早くから住民の意思を聞こうとしなかった行政の責任。自分たちの将来の方向を決める意見を述べるに躊躇は不要。受付だけで、「役場」に都合のいい意見だけ公開、都合のいい人材だけでの「懇談会」などと言われないよう、東も西も納得できる仕組みを準備すべき。そのうえでの結果になら誰しも納得できるんではないですか。

《2003.05.26》ホームページ
明和町:男:40歳代:勤め人
病院事業について:明和、多気、勢和は現在松阪の医療圏になっている。松阪地区の医療体制は松阪3病院で夜間の救急体制も県下で最も充実している。この合併により救急体制に対応できる公的病院の確保は可能なのか?医療に対する整備が、合併により大きく低下するのではないか?

《2003.05.26》ホームページ
多気町:男:40歳代:自営業
実績もなく、伊勢市に加えてもらえなかった町村が集まり、この様に楽観的な予測にたち事を進めるのは如何なものか。また5町村の現状から考えて必ずしも合併をしなければならない状況ではないと有るが、この表現は如何なものか。法律的な責任が無くなったとしても、住民が責任を負うような状況になれば甘い予測を建てた方々への責任の追及は免れない。

《2003.05.23》ハガキ
度会町:女:50歳代:その他
議会、議員主導による、はじめに合併ありきの方針には反対です。合併だけを前提にした説明のみに終始している。これは自己主張をすることしか知らない子供のする事と同じと思う。

《2003.05.22》ハガキ
度会町:―:60歳代:―
川の流れに沿い、町や産業は昔より発展してきた人々の交流も歴史もある度会町は、宮川を源として古くから文化・産業等は伊勢・小俣・御薗との交流は深い。過去の歴史に反して、交流の少ないグループへの参加は再度住民の意見を重視すべきだと思う。

《2003.05.21》ハガキ
玉城町:女:50歳代:農業
今頃になって、こんな事を言うのもなんですが、玉城と小俣で新しい市を作っては、いかがですか?私達の農家は、伊勢農協として、やっと慣れてきたところで、今さら伊勢から離れ、新しい出荷方法など考えられない。多気は松阪で、私達は伊勢、小俣の方達も言っている、玉城と一緒なら良いのにと。町長さんが選ばずに、町民に選ばせて。

《2003.05.20》ハガキ
度会町:男:30歳代:勤め人
住民の意見を無視して、今回の市町村合併協議を進めているのはおかしい!!町長と、それに賛成している町会議員は即刻辞職するべきだ。前回の選挙の際、住民はあなた達を信じて一票を投じたはず。その住民の気持ちを踏みにじってまで、協議会を進めていくのか!?自分の地位と名誉の為にだけ…。

《2003.05.20》ハガキ
玉城町:男:60歳代:農業
総合的に考えた場合、住民投票をするべき。助役から何も分からない人が住民投票をしてもらっては困る、という話があったが、それは町民への失礼になると思える。

《2003.05.06》ハガキ
:− :男:70歳以上:無職
合併の枠組の選択が出来なければ何の意味もない。枠組の決定は伊勢市も含め、住民投票で決めるのが最良の方法である。町長は、町民の声を大事に町政を進めていくとの事だが、今の合併の進め方は、とてもそのようには思えない。

《2003.05.02》ホームページ
度会町:男:50歳代:勤め人
合併本来の目的を忘れていないか?スケールメリットを考えての合併であるべきところを松阪でも伊勢でもなくはっきり言えばどちらからもはじかれたところが、無理やり肩を寄せ合ってもたいした意味はない。「本庁」?机と電話1本だけの事務所ではないか?本気で一体になる気のないものが形だけを繕っても効果は見込めない。

《2003.05.02》ハガキ
玉城町:男:70歳以上:農業
私には田園都市構想は空想に見える。行政面でも生活基盤も同様、伊勢と松阪を中心に行われている現状のように、伊勢と松阪へ合併するのが自然の流れのように思う。現在、玉城の住民投票をしたら伊勢へ賛成の方が多いと思う。私は、伊勢へ合併に賛成です。

《2003.04.21》ハガキ
多気町:女:40歳代:勤め人
多気町は松阪の利用者が多いのに、今の合併では伊勢色が強いように思う。度会町まで合併するのは反対です。住民投票をして欲しい。役員だけで先走りしすぎだ。

《2003.04.19》ホームページ
玉城町:女:20歳未満:学生
多気明和勢和度会と合併されても困惑しています。なぜ今までそんなにかかわりなかった町と合併するのか、納得できてない人がいっぱいいると思います。もう1度伊勢市や小俣町との合併を考え直して欲しい。

《2003.04.18》ホームページ
勢和村:男:40歳代:勤め人
宮川流域市町村広域合併を夢見ていた私にとって、残念な結果になってしまった。歴史的文化的なつながりというものは、末代まで大切にしていかなければならないのではないか。「合併は相手があること」という言葉をよく聞くが、「財政力がないから、こことはいや」とか「税金や水道料金が高いからいや」といった考えは、古いと思う。「田園都市構想」には賛同出来ない。

《2003.04.09》ハガキ
玉城町:女:60歳代:―
「もう決まっている」というような説明に取れましたし、町民軽視しかありません。住民投票も討論もまだまだ必要性を感じます。役場職員の一存で懇親会なるものを立ち上げたのも問題だと思います。やることが上からの押さえつけにしか取れません。

《2003.04.09》ハガキ
多気町:男:70歳以上:無職
合併は、多気町・明和町・玉城町の3町とし、度会町と勢和村は除外するのが望ましい。度会町は、地理的・地形的にその他の町村との一体性に問題がある。

《2003.04.09》ハガキ
玉城町:男:50歳代:勤め人
市町村合併は、住民の意思を尊重するために住民投票を実施すべきである。合併はこれまでのつながりの強さにおいて決定されるべきである。玉城町は、つながりのない5町村の合併に進んでいこうとしているのは、住民意思を無視している。もう一度、伊勢市との、また小俣町との合併も考えるべきである。

《2003.04.08》ハガキ
多気町:男:70歳以上:農業
大型合併は行政のためのものですか、また地域の住民のためですか。私は後者ではないかと思う。最後には合併地域の住民投票により決定していただきたいと思います。

《2003.04.07》ハガキ
玉城町:男:70歳以上:無職
『輝き通信』を読んで、大変驚いた。地域住民の意思を無視して5町村の合併が一直線に一人歩きしているのが実体ではないか。「住民投票」の実施が最も重要と主張したが何もふれていない。我々は全く何も知らされぬままで、進んでいる様子には憤りを感じる。

《2003.04.02》ハガキ
玉城町:−:60歳代:無職
話が進むにつれて、住民を置き去りにしている様に思う。法定合併協議会に進める前に今一度、町民の意向を調査し、出来れば住民投票で決めてから先に進めた方が。



社説

今なぜ合併か?
《地方分権の推進》
《高齢化への対応》
《多様化する住民ニーズへの対応》
《生活圏の広域化への対応》
《効率性の向上》

これが、国の説明であるが、
ホンネをいえば「金」なくなったから「地方」それぞれで、
「なんとかめいめいでやってくれ」ということ。それはおかしいと怒ってみてもない袖は振れない。
では、どうすべきか?効率のよい運営方法、つまり国全体のリストラが必要やむなしである。

そこで、いやでも必要な合併なら本当にその目的を達せられるようにスケールメリットを
生かせるより大きな合併を考えるべきである。人口9000ちょっとの町だけで、
一之瀬で、麻加江で、葛原で、火事だ、急病人だと言ったとき即対応出来る体制をどうとるか考えれば
すでに現在ある広域体制を維持充足すべき方向であることはおのずとわかることである。

1万前後の、お山の大将か、田んぼの大将かが集まって6万の「にわか」市、
作って十分な体制が整えられるかである。まして、5町村の合併の姿勢は
現在の役場機能そのままで「総合庁舎」、本庁は飾りみたいなもの。それで合併といえるものだろうか。
歴史的、文化的、経済的いずれのながれをとっても、また度会玉城の大勢の住民意思は伊勢であるまいか。

郷土の自然を愛し、古来の歴史文化を次の世代につなぎたいと考える本誌の意向からすれば、
「宮川流域」14市町村まとまってひとつになればと考えているところであるが
なによりも住民意思の尊重された納得のいく進められ方が重要である。

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応募資格は、わが町、度会町を愛する人。



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